皮膚トラブルで悩んでいませんか?
・毛が薄くなってきた
・皮膚が赤い
・体をよく掻いている
・前足をよくなめる
・フケが多い
・皮膚がベタベタする
・耳をよく掻く(外耳炎)
毎日一緒に生活していると動物達の皮膚の様々な症状を目にするでしょう。動物たちの皮膚は私達人間と比べると表皮が1/5と薄く、とってもデリケートです。ちょっとしたことでも炎症を起こしたり痒みが出たりします。炎症をおこしはじめると、皮膚はフケが増えてきたり、乾燥したり、皮脂でベタベタしたりといった症状が出始めます。
 
皮膚病の原因は?
皮膚病は同じような症状でも原因は様々です。
感染性皮膚疾患・・・ダニやノミ、細菌、真菌によるもの
アレルギー性皮膚疾患・・・特定のアレルゲンに体が過剰に反応してしまうもの
内分泌(ホルモン性)皮膚疾患・・・甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症など。
の大きく分けて3つに分けられます。
 
様々な原因が関与している
しかし、これらは単純に1つのものが原因で引き起こされていることは稀で、いくつかの原因が重なって症状が出ていることがほとんどです。
根本的な原因としてホルモンの病気(甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症など)があると、いくら表面的な感染を薬で抑えたとしても免疫機能自体が低下しているので、お薬を止めるとすぐにまた同じかゆみや炎症症状が出てきてしまいます。
なぜ痒みが出ているのか、なぜ脱毛しているのか、原因は何なのかを明らかにしてそれに対する治療を行っていかないと症状はよくなりません。
 
どんな検査をしますか?
・皮膚押捺検査 
・皮膚掻爬検査
・真菌培養検査
・耳垢検査
・薬剤感受性検査(再発性、難治性の場合)
これらの検査を行うことで皮膚表面の感染性原因を検出し、細菌の同定、抗生剤の選択が可能になります。
・皮膚トラブルを引き起こす基礎疾患が疑われる場合は、血液検査や各種内分泌系検査(ACTH刺激試験や甲状腺ホルモン検査)を行う場合もあります。
・アレルギーが疑われ症状が酷い場合はアレルギー検査(採血による血清学的検査)をおすすめすることもあります。
 
どのような治療を行いますか?
感染を抑制
感染に関してはそれらに対する抗生物質の内服・薬用シャンプーでの洗浄・外用薬の塗布で感染の制御を行います。
アレルギーのコントロール
またアレルギーがある場合には、かゆみのコントロールとして新しいかゆみ止めをお出しします。即効性もあり副作用も少なく治療効果高いアトピー性皮膚炎の治療薬です。
免疫力の向上
基礎疾患としてホルモン疾患が明らかになればそれらに対する投薬治療も行います。そうすることで、免疫機能低下を予防してくれます。
皮膚のバリア機能向上
同時に皮膚のスキンケア(洗浄、保湿)やサプリメントの摂取など、皮膚と被毛環境を整えてあげることで、皮膚のバリア機能が整いアレルギーや炎症を起こしにくくなります。
 
 
かゆみの原因を検査によって突きとめ、その原因を一つ一つ潰しながら、同時に適切なスキンケアを行い皮膚のバリア機能を高めてあげることが大切です。そうすることで、痒みや炎症を起こしにくい強い肌へと導きます。
 
根本的にアレルギーが関与していることが疑われる場合には、アレルギー検査をしてアレルゲンを特定し、それらに配慮したフード選択や環境づくりをしていただくことでお薬の量をぐんと減らせた子も多くいます。
 
アトピー性皮膚炎は完治が難しい病気ではありますが、アレルゲンに対する対処法を徹底していただくことで、かゆみをできるだけ抑えながら付き合っていくことも可能です。
 
「可愛い動物たちにすこしでも快適に過ごさせてあげたい」と思うご家族の気持ちに寄り添って、できるだけ体に優しい治療をお勧めいたします。
痒みがひどい、何かしてあげることはないかお困りの方は一度ご相談くださいね。
 
アレルギー検査もご参照ください。
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